子宮卵管造影検査の痛み・費用は?検査後は妊娠しやすい?油性・水性はどっち?

子宮卵管造影検査とは、子宮の形や、卵巣と子宮をつなぐ管「卵管」につまりなどがないかを調べる検査です。

ここが詰まってしまっていると、どんな良質な卵子があったとしても通れないからです。

 

 

10年子供ができなかった夫婦がアッサリ妊娠

 

実は私の知人は、結婚して10年子どもができませんでした。

10年もの間、自然に任せていたのですが、この検査を受けたところ卵管につまりがあることが発覚。

それじゃいくら待っても妊娠することはありません。治療を行った結果、アッサリ妊娠し、二人の子持ちになりました。

こういうことがあると、神様が決めること、天の思し召し・・とかだけではなく、原因究明は早期に!と思ってしまいます。

もちろん、不妊の原因は大半が「不明」なのですが、こういうハッキリした理由は、早く知れば知るほど良いのです。

だから、もし子供を望んでいるのなら、「痛いのコワイ」なんて言っている場合ではありません。

 

子宮卵管造影検査の方法

 

実際どんなことをするのでしょうか。

●まず、台に仰向けにひざを立てた姿勢で寝かされ、 腟から子宮内に細いチューブを入れます。

● レントゲンを撮るための造影剤を、チューブからゆっくりと注入していく。

●造影剤が、子宮・卵管・卵巣の中に広がっていく様子をレントゲンで確認する。

 

このような流れです。

造影剤とは、バリウムのようなものです。

詰まりなどがあれば、そこから造影剤が進んでいかないのでわかる、というわけです。

子宮卵管造影検査は痛いのか

 

ネットに溢れる、「子宮卵管造影検査は激痛を伴う」の書き込み。

深田恭子さん主演のドラマ「隣の家族は青く見える」でも、主人公の奈々がネットで検索して「激痛でした」とか「私は痛みのあまり気を失ってしまいました」とか「痛いし苦しいし苦痛でした。この検査は二度とやりたくない」などの書き込みを見てため息をつくシーンが出てきます。

実際はどうなのでしょうか?

痛みが起こるのは、子宮内に入れたバルーンがふくらむ時と、「造影剤」を入れていく時です。

(バルーンは子宮内に入れたチューブを固定するためですが、使用する病院としない病院があるようです。)

どちらも「圧迫」による痛みです。

痛みの感じ方は個人差がかなり大きいため一概にはいえませんが、生理痛のような感じだったという人もいれば、激痛だったという人もいます。

卵管が狭かったり詰まっていたりする場合や、子宮のなかに癒着がある場合は、痛みを強く感じることがあるそうです。

私の場合は、結果的に卵管のつまりや癒着がなかったことと、「激痛」「激痛」とさんざんネットで見ていて腹をくくっていたせいなのか、ほとんど痛く感じませんでした。
ちょっとだけ押し出されるような、圧迫感のようなものがあるかな・・・ぐらいの感想です。

深田恭子さんのドラマで、横についている看護婦さんが「大丈夫ですか?痛いですよね・・・・」と声をかけるシーンがありますが、私も注入中、看護婦さんが手をにぎってくれていて「痛い?大丈夫?痛いね~・・・がんばれ・・・」とずっと声をかけてくれていました。

私自身は全然大丈夫だったのですが、それだけ痛みを感じる人も多いという事なのでしょうね。

 

 

検査にかかる時間はどれくらいなのか

 

もし痛かった場合、どれぐらい苦痛の時間がかかるのかも気になりますよね。

私の場合、薬剤の注入、撮影で約15分ぐらいでした。

痛みが出ないようにと先生がゆっく〜り、ゆっく~り進めてくれたので、少し長くかかったようですが、だいたい10分ぐらいのようです。

 

 

子宮卵管造影検査の費用(国内・海外)

 

病院によって異なりますが、参考までに。

木場公園クリニックの場合、保険が適用されて9,000円でした。

だいたい5,000~15,000円ほどの間のようです。

 

子宮卵管造影検査後は妊娠しやすいゴールデンタイム!?

 

完全閉塞ではなく、多少の詰まりや癒着程度だった場合に、この造影剤を入れることによって詰まりや癒着が解消することがあります。

検査が治療的な効果を発揮してしまうわけですね。

なのでこの検査を、「煙突そうじ」「トンネルそうじ」などと呼ぶこともあるそうです。

自然妊娠を望んでいて、原因がここにあった場合、検査後3か月以内ぐらいは妊娠しやすいゴールデン期間だと言われているそうです。

 

造影剤は「油性」が妊娠しやすい?

実は造影剤には、「油性」と「水性」の2種類があります。

油性の方が妊娠しやすいという噂がありますが、実際のところどうなのでしょうか?

こちらのサイトに産婦人科の先生によるこんな記述がありました。

 

以前のデータでは、油性造影剤の方が撮影後妊娠率が高いとありました。
しかしその後、水性も油性も違いがないと言われるようになりました。
今年になって再び油性の方が撮影後の妊娠率は高いという論文が出ました。

このことから甲状腺機能に問題がなく、時間に余裕があり、X線撮影が翌日以降で構わないという方は、積極的に油性造影剤を使用するほうがよいと思います。
時間がなく、1日で検査を終了したければ、X線撮影が10~30分後の水性造影剤を用いて検査をしてください。

「シティリビング」より
https://city.living.jp/common/ninkatsu/916202

 

また、オランダで行われた実験に関するこんな記事もあります。

1,119名の子宮卵管造影検査を受ける女性を、油性の造影剤を使った検査(557名)と水性の造影剤を使った検査(562名)に無作為にわけました。

検査実施後6ヶ月間で、油性造影剤グループでは220名(39.7%)、水性造影剤グループでは161名(29.1%)が妊娠に至り、また、油性造影剤グループでは214名(38.8%)、水性造影剤グループでは155名(28.1%)が出産に至り、油性造影剤のほうが水性造影剤に比べて、妊娠率、出産率ともに有意に高いことがわかりました。

妊娠に至るまでの中央値は油性グループで2.7ヶ月、水性グループで3.1ヶ月と有意差はありませんでしたが、油性グループのほうが早期に妊娠に至った傾向がみられました。

また、妊娠の方法は油性グループ(220名)では、162名(73.6%)が自然妊娠、15名(6.8%)が卵巣刺激をしない人工授精、39名(17.7%)がマイルドな卵巣刺激を伴う人工授精、そして、4名(1.8%)がART治療(体外受精や顕微授精)によるものでした。

一方、水性グループ(161名)では、117名(72.2%)が自然妊娠、16名(9.9%)が卵巣刺激なしの人工授精、26名(16.1%)がマイルドな卵巣刺激を伴う人工授精、そして、2名(1.1%)がART治療でした。有害な事象の発生率は低く、両グループに差はありませんでした。

このことから、子宮卵管造影検査後の一般不妊治療(タイミング法や人工授精)の治療成績は油性の造影剤を使ったほうが水性の造影剤に比べて有意に高く、油性造影剤のほうが有用であることが確かめられました。

「妊娠しやすいカラダづくり」より
http://www.akanbou.com/news/news.2017052101.html

先生に、「油性でお願いします!」とか言いづらいかもしれませんが、せっかくだったら少しでも可能性を高めたいと思い、私は油性にしてもらいました。

子宮卵管造影検査は、自分の状態を知る大切な検査ですし、もしここに原因があることがわかればこれほどの近道もなく、おまけに妊娠しやすくなるゴールデン期間があるのならば、多少の痛みもがまんして受ける価値がありますね。

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