男性に読ませるのに最適な不妊治療本→魔裟斗&矢沢心「夫婦で歩んだ不妊治療」

魔裟斗さんが語っているから男性が読む気になれる

元K-1世界王者の魔裟斗さんと、女優の矢沢心さんご夫婦が最近出版した本「夫婦で歩んだ不妊治療 あきらめなかった4年間」(日経BP社)。

読んでみた感想は、これは男性に読んでもらうのに最適な不妊治療本だなと思いました。

不妊治療の啓蒙本というのは女性目線やお医者さん目線で書かれたものが多いく、どうしても男性にとってお仕着せ感が出てしまうのですが、まずこれは男性にとって馴染みがある格闘家である魔裟斗さんが堂々と語っている点。

表紙にも書いてある、「子どもが欲しいとは思っていなかった」という言葉。

不妊治療を始める時、どうしても女性と男性には温度差があることが多いです。

年齢のタイムリミットを感じて焦る女性に対し、男性はのんきなことが多いですし、不妊治療に自分も参加するなんて夢にも思ったことがないし、そもそも1人目だと子どもが欲しいとすら思っていないことが多いので。(←自然に妊娠して出産した後に子ども好きに変貌する男性が多い気がする。)

なので、この魔裟斗さんのスタンスから入ると共感できるのだと思います。

魔裟斗さんの章についてはのちほど詳しく書きますね。

字が大きく読みやすく短時間で読める

文字がぎっしりではなく大きめで、レイアウトもすっきりしていて、普段本を読みなれない人でも1〜2時間あれば読めてしまうので、疲れません。

表紙に思いっきり魔裟斗さんの写真も出ているのも男性にとって◎です。

 

交際も結婚も矢沢心さんがグイグイとリード

出会いから結婚までのいきさつを見ると、まだ20歳と19歳と若い!

現役の格闘家だった魔裟斗さんに、テキパキした性格の矢沢心さんがかなり積極的に交際も同棲も取り付けたような印象です。

付き合う時は

矢沢心「私、どうですか?」
魔裟斗「うん」
矢沢心「うん、じゃなくて」

というやり取りからスタート。

それから1年後、同棲をすることになったのは矢沢心さんがストーカーにあって、矢沢心さんが

「一緒に住まない?」

と提案。

ワイルドに見えても男性ははっきりしないことも多いので、こういう風にどんどん事を進めていくことも時には大事だったりしますよね(笑)。結果的にラブラブになっていますので。

魔裟斗さんにとっては同棲=結婚というイメージだったうえに若かったので、覚悟を決めての同棲スタートだったようです。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の矢沢心さん

矢沢心さんは生理がなかなか来ない「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」でした。

高校生の時に発覚したそうです。

私もだったのですが、この病気、特に妊娠をしようとしない限り本人は特につらくもないので、結婚前は重大にとらえないことが多いですが、いざという時に排卵がしにくいので妊娠しづらいのです。

10代〜40代の20人に1人に見られ、年々増えているといいます。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因や診断基準、治療についてはこちらに詳しく書いていますのでごらんください。

【あの有名人も】多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因や診断基準、治療って?

2018.04.07

 

不妊治療のスタートは26歳と若かったが

 

5年間の同棲を経て、結婚したのは矢沢心さんが25歳の時。それまでは避妊をしていたそうです。

が、結婚を機に避妊をやめて1年経っても妊娠しない。

それでこの頃はじめて不妊治療をしようと思ったそうです。

普通だったらもう少しのんきに構えそうですが、矢沢心さんは魔裟斗さんの遺伝子を残したいという強い思いがあり、そのためにできることは早い方がいいと思ったそうです。

若いしすぐできるから大丈夫と言われ、治療をすればすぐ授かれると思っていたものの、26歳から始めて4年間授からなかったお二人。

若いからといってすぐに授かる保証はないと考えると、早めにスタートしたことは正解だったのだと思います。

転院、5回の体外受精までしても困難だった

排卵日に合わせるタイミング法を何度かしても授からす、人工授精にステップアップ。

それでも授からず、体外受精にステップアップ。

体質的に麻酔が合わないようで、採卵はひどく辛いものだったそうです。

採卵後も強い痛みが続いたそうです。

体外受精・顕微授精は5回行ったそうです。

最初の3回は、採卵しても育たず、移植できる受精卵にすら至らなかったそうです。

4回目でやっと受精卵ができ、妊娠陽性反応が出たものの、「枯死卵」といって胎嚢だけが大きくなっていて赤ちゃんは育っていなかったのです。

最初の転院から2年後、28歳で再転院、再び体外受精2回

またタイミング法からスタートし、その後体外受精へ。

すると1回目で妊娠陽性反応が出ました。

しかしもうすぐ妊娠3か月というところで赤ちゃんの心臓は止まってしまっていたそうです・・・・・・・。

これは本当にショックだったと思います。

そして、この病院での2回目の体外受精、前の病院から数えると7回目の体外受精で妊娠し、出産に至ります。

「子どもが欲しいとは思っていなかった」魔裟斗

魔裟斗さんは、結婚前は子どもを全然可愛いと思っていなかったそうです。

子どもがいるとうるさいし汚れるし、その空間が子ども中心になり、話していても子どもが何かするとそちらに気を取られてしまうことがイヤだったそうです。

友達が子供を連れてきても、内心「連れてくんなよ」と思っていたそうです(笑)。

男性はこんな感じのことが本当に多いと思います。ヘタしたら、女性だって若いうちはそうかもしれません。

こういういことを正直に語っている所が、この本のすごくいい所だと思いました。

男性が、共感できるところから入れるのです。

さんざん不妊治療をして、やっと産まれても、「産まれたなー」ぐらいにしか思っていなかったそうです。

 

最初から子供好きじゃなかったからこそ、男性に読ませたい本

 

それが超・子煩悩に変貌した。

今では小さい子が家に遊びに来ても、「おむつ替え?どうぞどうぞ」という感じだそうです(笑)。

子どもができて、急に人生がバラ色になったとまで言っています。

男性は結婚して子供ができることでさらに強くなり、磨かれる。子どもが僕にそういう機会を与えてくれた。

そんな言葉で男性の背中を押してくれます。

不妊治療のクリニックに足を踏み入れるのも、超抵抗があったけれど、行ってみると全然大丈夫だったと言っています。

この本は、女性が参考になるのはもちろんですが、不妊治療に乗り気でない男性に読んでもらうのに最適な本だと思います。

おすすめです!

「夫婦で歩んだ不妊治療」はこちらから。

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