5回目の体外受精(顕微授精)。
採卵し、受精結果が出て、着床前診断(着床前スクリーニング)へと進んだ時の記録です。
採卵で15個採れた卵子。
そのうち、成熟卵は11個。
それらに顕微受精させた結果、8個が残りました。
今回の育卵~採卵~受精結果までの記録はこちらのブログ記事をお読みください。
過去4回の顕微授精の記録は、「体外受精」カテゴリからお読みいただけます。
もくじ
Day5 培養結果→胚盤胞1個。
「胚盤胞は1個できました。
セル(細胞)を切って、凍結します。
残りは、明日まで培養を続けます。」
やはり1個か・・・・・・・・。
8個あったのに1個・・・・・・。
前回、「胚盤胞が1~2個できるようにお祈りします!」と言われて、「え…祈って、たったそれだけ?」と思いましたが、さすが病院の予想は当たりますね。
それに対する私の質問
「残りの2番から7番の受精卵は、すべて明日まで培養ですか?」
「明日胚盤胞にならなかったら、どうするのですか?」
それに対するお答え
「残りは全部明日まで培養します。」
「明日もし胚盤胞にならなかったら、
●廃棄
●小さい、胚盤胞になりかけができたら凍結
●もしくはDay7まで、あと1日培養してもよいです。
(追加費用1日あたり34,000円かかります。」
残りの7個たち・・・・成長が遅いならあまり期待できないのかな・・・・・・。
翌日Day6、残りの培養結果
「残りの受精卵、すごく良いです!
胚盤胞が4個できました!おめでとうございます!!!!」
ええっ!?
胚盤胞が4個!?!?
まったく期待できないと思っていたのに、びっくり!
そして・・・・・・・・・嬉しい!
昨日のと合わせたら、5個の胚盤胞。こんなの初めてだ・・・・・・・。
嬉しい・・・・・・・・・!
きっと、今回の誘発方法がよかったんだ。
転院してよかった。
あの時、あきらめないでよかった。
「胚盤胞にならなかった3つのうち、一つは死にました。
もう2つは小さすぎます。廃棄します。」
「今回、5個胚盤胞ができました。
グレードは、
B+
D-
C+
B+
B+
です。」
「着床前診断(着床前スクリーニング)に出しますか?」
「今回もう、染色体検査に出しますか?」
染色体検査=着床前診断(着床前スクリーニング)は、もともと絶対にやるつもりでした。
ただ、何しろ費用が高い。
金額は5個で30万円というパッケージになっていて、1個や2個で出しても同じ金額。不経済です。
私はそんなにたくさん胚盤胞ができる自信がなかったので、何度か採卵を先に続けて、ある程度 数が貯まったら検査に出したいと伝えてました。
それが意外や意外。今回の採卵で5個の胚盤胞ができたので、どうしますかと聞かれたわけです。
「じゃあ、もう着床前診断に出します!」と答えました。
着床前診断(着床前スクリーニング)の方法は、最新のNGSというやり方です。
「では、ラボにそう伝えます。
あと、
染色体検査パッケージ約30万円
凍結パッケージ約5万円
かかります。結果が出るまで1週間です」
「染色体検査の結果が出て、正常な受精卵ができたら、移植します。」
「移植する前に、子宮鏡検査を受けたほうがいいです。子宮状態をチェックして、本当に問題なかったら、移植します!」
「その検査はまた95,000円かかります。でも絶対にやったほうがいい思います。」
子宮鏡検査は、前の病院では薦められませんでした。
もちろんやると答えました。
せっかくできた貴重な貴重な胚盤胞。
子宮環境など、この受精卵以外のリスクをすべて排除しないともったいなさすぎます。
やれる検査は全部先にやりたい。
(それにしても、今サラッと会話に出てきただけでも45万円ぐらい・・・・・・。いや、いや、それは考えないと決めたんだ。これは絶対に必要な経費。)
1週間後、着床前診断(着床前スクリーニング)の結果出る
「5個の胚盤胞の染色体検査結果出ました!
3つは、染色体異常でした。
でも、正常が1個あります!!!!!!!男の子です。! おめでとうございます!!!!」
・・・・・・・・!!!!!!!!!
正常卵があった・・・・・・・!
初めての、正常卵・・・!!
すごい!
・・・・・・・・・・・嬉しい!!!!!
15個採卵して、たった1個だけど、染色体正常卵。
すごい!
本当に嬉しかった。
それにしても、この段階で「男の子です!おめでとうございます!」って、まるでもう産まれたかのよう・・・・・・・。
これは着床前診断をした人ならではですね。
モザイク胚
「もうひとつ、モザイクが1個です。はっきり正常ではない、まざって見えるものです。わからないですが、移植できます。だから、廃棄しないで、まだ保存します。女の子です。」
モザイク・・・・・。この時初めて知りました。
最新のNGSでの着床前スクリーニングをもってしても、白黒はっきりつかない胚。
移植してみて、イチかバチか賭けるしかありません。
でも、完全に染色体異常の卵ばかりだった私にとっては、それでもかなり希望の星です。
可能性のある卵が二つもできたんだから。
続きます。↓
コメントを残す