1616本の自己注射と赤ちゃん

不妊治療中、数年に渡って、どれだけの数の注射を自分のおなかに刺しただろう。

毎日毎日、欠かさず2本、多い時には4本。

余計なことを考えずに機械的にやろうと決めていたので、本当に淡々と打ち続けてたな・・・

最初のうちは自分で自分のおなかに針を刺すなんてとんでもない!ありえない!!と思ってたけど

しまいにはナースばりに、消毒から針セッティングから薬剤ミックスから注射まで、かなり手際よくベテランの域に達しますよね。これだけ毎日やってれば。

 

妊娠判定で陽性をもらったらもらったで、流産しないようにヘパリンなどの注射を打ち続けた。

これを打たなかったらすぐ流産しちゃうの?と怖くもなってた。

こんなに薬漬けでいいのか??とも。

毎週、たくさんのプラスチックのシリンジや針がゴミ箱にたまっていく。

このゴミ見た人、私が何かよからぬお薬にハマってるのかと誤解しただろうな・・・(笑)。

 

注射器、毎回毎回捨てていたけど、それを全部取っておいた人がいるらしいです。

 

アメリカのパトリシア・オニールさんが、長い長い不妊治療の道のりを越えてついに娘を授かった時、この注射器を使って記念の写真を撮ることにしました。

 

1616本もの注射器でハートを作り、その中央で眠る赤ちゃん。

 

 

不妊治療の過程や注射器には、あまり温かいイメージはありません。

薬を使うことに批判的な人もいるかもしれません。

ですが、私はこの写真を見てとても共感しました。

 

ちょっとシュールだけど、感謝の気持ちが伝わってきます。

 

私自身、医学の力を借りなければこうして子供を授かることはなかっただろうと思うからです。

私も、もしかしたら同じくらいの本数になっていたのかもしれません。

 

「(注射器は)私たちの長い道のりの象徴として、ぴったりのものでした。体外受精はタブーなトピックであるにも関わらず、写真を見た女性たちが自分の経験もシェアしてくれたんです。『やり抜くための希望を持てた』と言ってくれた人もいて、嬉しかった。体外受精をしているときは、希望が必要なんです」

HUFFPOSTより引用

 

努力して授かる妊娠があってもいい。

自分だけでは無理だったかもしれないけど、ヘルプがあれば、妊娠できる体の人もいる。

それだったら努力したかった。

 

私は自己注射のおくすりたちに、感謝しています。

すべてが自然でなきゃいけないなんて、元気に生まれてきてくれた子を見ていると、どうでもいいと思える。

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